ナンキンマメは、ふつうラッカセイ(落花生)やピーナッツの名で親しまれるマメ科の作物で、花が咲いたあと子房の下の柄が伸びて地中にもぐり、土の中でさやを実らせます。「落花生」の名もこの性質から来ています。日本では千葉県が生産量のおよそ8割を占めます。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ30〜50cmほどの一年草です。
- 葉
- 葉は小葉4枚が2対つく形で、夜になると閉じます。
- 花
- 直径1cmほどの黄色い蝶形の花が葉のつけ根に咲きます。夏の早朝に開き、昼にはしぼみます。
- 花の時期
- 夏
- 実
- 花が咲いて5日ほどするとが伸びて土に入り、地下数cmで子房がふくらんでさやになります。種子はふつう2個で、品種により1〜5個です。
間違えやすい生き物
エビスグサSenna obtusifolia
エビスグサは高さ1.5mほどになり、小葉が2〜4対あって、細長く鎌のように曲がったさやが地上につきます。ナンキンマメは高さ30〜50cmと低く、小葉はちょうど2対(4枚)で、さやは土の中にできます。
間違えやすい理由どちらもマメ科で、偶数羽状の複葉に黄色い花を咲かせます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 砂地
- 分布
- 南アメリカ原産の作物で、日本では野生化せず畑で栽培されます。主な産地は千葉県と茨城県です。
- 好む環境
- 暖かい気候と、水はけのよい砂まじりの土を好みます。
- 花の時期
7〜8月に咲きます
花 7〜8月 · 実 9〜10月
育て方
- 育て方
- 葉の7〜8割が落ちたころが収穫の目安で、関東では10月下旬ごろに株ごと抜き取ります。食材としての旬は9〜10月です。
- 増やし方
- 種子をまいて育てます。
- 毒性
- 食物アレルギーを起こしやすい食品で、食品表示のルールで表示が義務づけられた「」に指定されています。
名前と分類
- 品種といろいろな姿
- 品種には千葉半立などがあります。千葉県のおおまさりは、さやの大きさがふつうの約2倍になるジャンボ落花生です。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 江戸時代に中国から伝わり「南京豆」と呼ばれましたが広まらず、明治時代に改めて導入されてから栽培が広がりました。今の栽培品種はこの明治以降のものです。
- 北海道・東北地方・千葉県などでは、節分の豆まきに殻つきの炒った落花生を使う地域があります。
- 沖縄のジーマーミ豆腐、鹿児島のだっきしょ豆腐など、落花生を使った郷土料理があります。
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