ヨロイグサはセリ科の大型の多年草で、根は生薬「白芷(ビャクシ)」として知られています。日本では本州西部と九州の山地に自生し、夏に白い小さな花を傘のように広げて咲かせます。姿はシシウドによく似ています。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ1~2mになる多年草です。茎は中空で紫紅色を帯び、上部で枝分かれします。根はまっすぐ下に伸びる円柱形です。
- 葉
- 根元と茎の下部の葉は大きく、柄が長く、2~3回3つに分かれるです。小葉は長さ5~10cmの長楕円形で、縁にぎざぎざがあります。葉柄の基部はさや状にふくらんで茎を包みます。
- 花
- 茎の先に白い小さな花がにたくさん集まって咲きます。花びらは5枚です。
- 花の時期
- 7~8月
間違えやすい生き物
シシウドAngelica pubescens
シシウドは茎や葉など全体に細かい毛があり、花の時期は8~10月とやや遅めです。ヨロイグサは7~8月に咲き、茎が紫紅色を帯びます。花だけでは見分けにくいです。
間違えやすい理由同じシシウド属で、背丈や白い傘状の花がよく似ているためです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 山地の湿った草地
- 川岸
- 谷沿い
- 低木林
- 分布
- 日本では本州の近畿・中国地方と九州中部・北部に分布します。国外では朝鮮半島、中国、ウスリー・アムール地方、シベリア東部に分布します。
- 好む環境
- 山地の湿った草地や川岸、谷沿いなど、湿り気のある場所に生えます。
- 花の時期
7〜8月に咲きます
花 7〜8月
注意すること
- 注意すること
- 植物に含まれる成分は、皮膚を日光に敏感にして皮膚炎を起こすことがあります。
名前と分類
- 名前について
- オオシシウド、コエゾニュウという別名もあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 根は鎮痛などの目的で漢方に使われてきました。
- 国内では奈良県の吉野地方や北海道で薬用に栽培されてきました。
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