アケビは野原や里山で見られる、ほかの木に巻きついて伸びるつる植物で、冬に葉を落とします。葉はふつう5枚の小さな葉に分かれ、春には紫色の雌花と淡い色の雄花をつけます。秋に紫色の実が熟すと縦に開き、白い果肉と黒い種子が見えます。

姿・形

育つ姿
ほかの木や支えに巻きついて伸びるのつる植物です。
葉
1枚の葉は、ふつう5枚のが手のひらのように集まっています。
花
同じ花の集まりに、雌花と雄花が別々につきます。花びらはなく、3枚のが花びらのように見えます。
花の時期
日本では主に3~4月に花が咲きます。
実
秋に紫色の果実が熟すと、縦に裂けて白い果肉と黒い種子が見えます。

間違えやすい生き物

ムベStauntonia hexaphylla

アケビは冬に葉を落とし、熟した実が縦に開きます。ムベは厚くつやのある葉を一年中つけ、熟した実も自然には開きません。

間違えやすい理由どちらも手のひら状の葉と紫色の長い果実をつけるつる植物です。

ミツバアケビAkebia trifoliata

アケビの小葉はふつう5枚ですが、ミツバアケビは3枚です。葉だけの写真では、この枚数が最も見つけやすい違いです。

間違えやすい理由花と果実の形がよく似た同属のつる植物です。

アケビに似たつる植物
小葉の数冬の葉熟した果実
アケビふつう5枚葉を落とします縦に開きます
ミツバアケビ3枚葉を落とします縦に開きます
ムベ3~7枚葉が残ります開きません

すむ場所

よく見られる場所
  • 野原
  • 日当たりのよい道端のやぶ
  • 里山
分布
日本では本州から九州に分布し、野原や里山で見られます。
花の時期

3〜4月に咲きます

花 3〜4月

名前と分類

名前について
小葉が3枚のミツバアケビとは同じ属で、両種が自然に交わってできたゴヨウアケビ(Akebia × pentaphylla)も知られています。アケビという名は、熟すと実が開くことに由来するという説があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 若いつるや葉は山菜として利用されてきました。
  • 丈夫なつるは、かごなどの細工にも使われてきました。
アケビ(Akebia quinata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo