Acusta redfieldi は中国中部・南部と韓国に広く分布するカタツムリで、韓国では庭や草むらでいちばんよく見かける種類です。日本では本州に分布するとする資料もありますが、日本でふつうに見られるのは近縁のウスカワマイマイです。韓国の個体は長くウスカワマイマイの仲間とされてきましたが、遺伝子の比較で中国の Acusta redfieldi と同じ種だとわかりました。
姿・形
- 姿
- 殻は直径2〜3cmほどの丸い形です。淡い黄土色の地に褐色の模様が入る個体が多いですが、黒っぽい個体もいます。目と目のある触角は黒色です。
間違えやすい生き物
ウスカワマイマイAcusta sieboldtiana
殻の形はどちらも典型的なウスカワマイマイ属の姿で、写真で見分けるのは難しいです。確かな区別には遺伝子の比較が使われていて、韓国で見かけるのはこの種、日本各地でふつうに見られるのはウスカワマイマイと考えると、おおよその見当がつきます。
間違えやすい理由韓国の個体は長くウスカワマイマイと同じ名前で呼ばれていました。遺伝子で比べると、Acusta redfieldi の次にウスカワマイマイが近縁です。
すむ場所
- よく見られる場所
- 庭・花壇
- 草むら
- 低い山道
- 畑
- 分布
- 中国中部・南部と韓国に分布します。韓国では済州島や鬱陵島などの島にもいます。日本では本州に分布するとする資料もありますが、くわしい産地は確認できていません。
- 好む環境
- 湿った場所を好み、雨の日には壁や草の上によく出てきます。
暮らし
- 食べ物
- おもに植物の葉を食べ、死んだ昆虫なども食べます。韓国では稲わらを敷いた朝鮮人参の畑で葉を食べた記録があります。
- 活動
- 雨の日に特に活発です。暑さや乾燥が続くと殻の口に薄い膜を張って水分を保ち、韓国では11月ごろから翌年4月ごろまで冬眠します。
繁殖と一生
- 増え方
- で、交尾のときは2匹が互いに精子を渡し合います。湿った土に卵を産みます。
- 卵の数
- 1卵塊あたり平均28個ほど
- 抱卵
- 卵は直径2mmほどの白い球形で、実験室では約12日でふ化しました。
- 寿命
- 野外では1年で一生を終えます。飼育下では1〜2年ほど生きます。
名前と分類
- 名前について
- 韓国の個体群は長く日本と同じ Acusta despecta sieboldiana の名で呼ばれてきました。2023年の遺伝子解析で、日本の個体群より中国の個体群に近い Acusta redfieldi とされました。Acusta redfieldi はかつて Acusta ravida の亜種として扱われたこともあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
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