トロロアオイは、和紙を漉くときの「ねり」の原料になる植物です。根からとれる粘液が、紙の繊維を水の中で均一に散らばらせます。オクラに似た大きな花を咲かせるので「花オクラ」とも呼ばれます。
姿・形
- 育つ姿
- 本来は多年草ですが、栽培では一年草として扱われ、高さ1〜2mになります。茎にはとげがあります。
- 葉
- 葉は手のひら形に深く裂けます。
- 花
- 花は直径約10cmの淡い黄色で、中心が濃い紫色です。朝に開いて夕方にしぼむです。
- 花の時期
- 8〜9月
- 実
- 5本の稜がある実で、熟すと硬くなり食用には向きません。
間違えやすい生き物
オクラAbelmoschus esculentus
トロロアオイの花は直径約10cmで、オクラの花(4〜8cm)より大きいです。オクラは若い実を野菜として食べますが、トロロアオイの実は硬くなり食べられません。
間違えやすい理由同じ属で、花の形と色がよく似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 分布
- 原産地はアジアの暖かい地域で、日本では畑で栽培されます。主な産地は茨城県とされます。
- 好む環境
- 水はけのよい土を好み、連作を嫌います。
- 花の時期
8〜9月に咲きます
花 8〜9月
保全状況
- IUCNレッドリスト
- DDデータ不足判断できるだけの情報がまだ足りません
文化と話題
- 文化と話題
- 生産者の高齢化と後継者不足が課題で、2019年には茨城県の生産農家が栽培をやめ、その根を買っていた福井などの産地が混乱したことがあります。
- 花びらはサラダや天ぷら、酢の物にして食べることがあります。
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