コガマは池や沼の水辺に生えるガマの仲間の多年草で、日本のガマの仲間3種の中でいちばん小さく、雌花の穂も短いです。3種の中では花がいちばん遅く咲きます。生育に合う湿地が減り、府県によっては絶滅危惧種になっています。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ1〜1.5mほどの多年草です。ガマ(1.5〜2m)よりひと回り小さな姿です。
- 葉
- 葉の幅は5〜8mmほどで、ガマ(1〜2cm)より細いです。
- 花
- 茎の先の上側に雄花の穂、すぐ下に雌花の穂が隙間なく続いてつきます。雌花の穂は長さ6〜10cmです。
- 花の時期
- 京都府では7〜8月です。ガマ、ヒメガマ、コガマの順に咲きます。
- 実
- 秋に穂が茶色く熟し、晩秋には綿毛のついた小さな種子になって風で飛び散ります。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 池や沼の水辺
- 湿地
- 休耕田
- 分布
- 日本では本州・四国・九州に分布します。国外では東アジアから東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドまで広がります。
- 好む環境
- 背の高いほかの草が入り込まない水辺の湿地や休耕田を好みます。
- 花の時期
7〜8月に咲きます
花 7〜8月
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
- 現状
- 環境省レッドリストには載っていませんが、京都府など一部の府県で絶滅危惧種とされています。湿地の開発や、草地から林へ移り変わるで生育地が減っていることが理由です。
文化と話題
- 文化と話題
- ガマの仲間の花粉は「(ほおう)」と呼ばれる生薬で、古事記の因幡の白兎の話では、大国主命が傷ついた兎に蒲黄を敷いてその上を転がるよう教えたとされます。
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