ヤマシギは、干潟ではなく森にすむシギで、長いくちばしを土に差し込んでミミズを食べます。日本では北海道で夏鳥、本州中部以北と伊豆諸島で、西日本と南西諸島では冬鳥です。落ち葉のような羽色と夜行性のため、なかなか姿を見られません。

姿・形

姿
体長は約35cmで、ハトほどの大きさです。ずんぐりした体に長くまっすぐなくちばしを持ち、落ち葉のようなまだら模様の羽をしています。目が頭の後ろ寄りの高い位置にあるため、ほぼ全周を見渡せます。

間違えやすい生き物

タシギGallinago gallinago

ヤマシギの方が大きく(タシギは全長27cmほど)ずんぐりしていて、後頭部に太い黒い横じまがあります。タシギは河川・湖沼や田畑など開けた場所に、ヤマシギは森にいます。

間違えやすい理由どちらも茶色のまだら模様で長いくちばしを持っています。

アマミヤマシギScolopax mira

アマミヤマシギはヤマシギより赤褐色みが少なく、くちばしがやや短く太く見えます。奄美群島と沖縄島だけにすむ日本固有種で、冬にはヤマシギも南西諸島に来るため、写真で羽色とくちばしを比べる必要があります。

間違えやすい理由同じ属で、大きさ(約35cm)も姿もよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 森林
  • 林内の湿った地面
分布
ユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、冬は地中海沿岸や東南アジアなどへ渡ります。日本では北海道と東日本、伊豆諸島で繁殖し、本州から南西諸島で越冬します。
いる時期
北海道では夏鳥、本州中部以北・伊豆諸島では留鳥、西日本・南西諸島では冬鳥

暮らし

食べ物
土にくちばしを差し込み、ミミズなどを食べます。
活動
主に夜に活動し、昼間は林の地面でじっとしています。ふつう単独で過ごします。

繁殖と一生

巣
林の中の地面に巣を作ります。
卵の数
卵はふつう4個
抱卵
雌が21~24日間抱卵します。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
日本では狩猟鳥ですが、地域によっては少なくなっているとされ、捕獲を禁止したり、狩猟を控えるよう呼びかけたりしている府県もあります。

文化と話題

文化と話題
  • アイヌ語では「トゥレプタチリ」と呼ばれ、ユーカラ(叙事詩)にも登場します。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヤマシギ(Scolopax rusticola)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo