カスミザクラは、遠くから見ると霞がかかったように見えることから名づけられた山のサクラです。ヤマザクラより1〜2週間遅れて白い花を咲かせ、花と一緒に出る若葉が赤みを帯びず緑色なのが目印です。に毛があるためケヤマザクラとも呼ばれます。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ20mを超える高木で、樹形は杯のような形になります。
- 葉
- 開花と同時に若葉が出ますが、赤くならず緑色です。秋には赤褐色から紅色に色づきます。
- 花
- 花は一重の中輪で、白色か、ほんのり淡紅色です。ヤマザクラより少し小さめです。
- 花の時期
- 4〜5月に咲き、ヤマザクラより1〜2週間遅れます。東京では4月下旬、東北地方や標高の高い所では5月上旬が見ごろです。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 山地の林
- やせた岩場
- 分布
- 冷温帯を中心に北海道から九州北部まで分布し、朝鮮半島や中国にもあります。
- 好む環境
- 乾燥に比較的強く、土の少ない岩がちな場所でも育ちます。ふつうヤマザクラより標高の高い所に多く、本州中部の低い所では両者が混じります。
- 花の時期
4〜5月に咲きます
花 4〜5月
名前と分類
- 名前について
- 分類が長く混乱してきたサクラです。明治時代にはケヤマザクラとしてヤマザクラの毛のある変わりもの程度に扱われ、その後カスミザクラ・ケヤマザクラ・チョウセンヤマザクラを別々の種とした時期もありました。欧米の一部では今もヤマザクラやオオシマザクラと同じ種とする扱いがあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- ヤマザクラより遅く咲くことで交雑が起こりにくく、種としてのまとまりが保たれていると考えられています。山では他の木の葉にまぎれて目立たないため、花見に使われることは少なかったようです。
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