トキは顔が赤く、後頭部にのある白い水鳥で、学名 Nipponia nippon は日本にちなんでいます。2003年に最後の日本産トキ「キン」が死んで日本の野生のトキはいなくなりましたが、中国生まれの個体から増やしたトキを2008年から佐渡島でし、2012年には野生下で36年ぶりにひなが生まれました。
姿・形
- 姿
- 全長70〜80cm、翼を広げると約130cmです。顔は赤い皮膚がむき出しで、後頭部に冠羽があり、黒く下に曲がったくちばしの先が赤いです。
- 季節による姿
- 繁殖期には首から出る黒い粉を羽に塗りつけて、頭から背中が灰色になります。翼の下面の淡い紅色は「朱鷺色」と呼ばれます。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 水田
- 湿地
- 里山の林
- 分布
- かつては日本各地から朝鮮半島・中国・ロシア極東まで広く分布していました。現在、日本の野生のトキは主に佐渡島で暮らしています。
- 好む環境
- えさをとる水田や湿地と、巣をかける高い木のある林がそろった里山が必要です。
- 時期
日本の場合
繁殖 4〜6月
暮らし
- 食べ物
- くちばしの感覚で泥の中を探り、ドジョウ・サワガニ・カエル・オタマジャクシ・タニシ・昆虫などを食べます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 4月上旬ごろに産卵します。
- 卵の数
- 卵2〜5個(日本では3〜4個が多い)
- 抱卵
- 28〜30日ほどで、5月上旬ごろにかえります。
- 巣立ち
- 40〜50日ほどで、6月中旬から下旬に巣立ちます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- EN絶滅危惧野生での絶滅の危険がとても高いです
- 現状
- 1952年に特別天然記念物に指定されました。環境省レッドリストでは、佐渡での放鳥と野生下の繁殖が進んだため、2019年に「野生絶滅」から「絶滅危惧IA類」に、野生の数がさらに増えた2026年3月には「絶滅危惧IB類」に見直されました。
文化と話題
- 文化と話題
- 『日本書紀』には「桃花鳥(ツキ)」という名で登場します。
- 新潟県の県の鳥です。
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