ドヨウオニグモは、水田のまわりに多い小さなオニグモの仲間で、のころに見られることからこの名があります。黄色い腹に黒い模様があり、夏から秋にかけて草の間にを張ります。
姿・形
- 姿
- 体長はメス5.5〜10mm、オス4〜6mmほどです。頭胸部は茶色で、腹は黄色〜橙黄色の地に黒い模様が左右に並び、後ろのほうでつながって黒い線になります。オスはメスを細く小さくしたような姿です。
間違えやすい生き物
ホシスジオニグモNeoscona theisi
ホシスジオニグモは全体に褐色が強く、腹の両側の暗い部分にある明るい斑点が後ろのほうでもつながらずに並びます。ドヨウオニグモは後ろのほうで黒い線になってつながります。本州では主に海岸近くの草や低木の間に網を張ります。
間違えやすい理由同じ属で大きさも形も似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 水田
- 草原
- 河原
- 池のほとり
- 分布
- 北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島に分布します。日本の外ではユーラシアに広く分布し、ヨーロッパや中国、朝鮮半島などにもすんでいます。
- 好む環境
- 平地の水田とそのまわり、草原、河原など、開けた草地にすみます。
- 見られる時期
日本の場合
活動 6〜10月
暮らし
- 活動
- ふつうの円網を張りますが、網の傾きは垂直から水平までさまざまで、水平な網の上面にとまることもあります。網がないときは、葉先を糸で折り曲げて隠れ家にします。
- 冬越し
- 高知県では子グモの姿で冬を越します。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 年に2回発生します。1回目の産卵は6月下旬〜7月上旬で、そこから育った子が9月下旬〜10月に成体になり、2回目の産卵をします。
- 卵の数
- メスは1回にを3〜5個つくり、1つの卵のうに約300個の卵が入ります。
名前と分類
- 名前について
- もとは Meta doenitzi に付けられた「ドヨウグモ」という和名があり、オニグモの仲間(Neoscona)に移されてドヨウオニグモになりました。その後、これが先に名づけられていた N. adianta(旧和名ヒメオニグモ)と同じ種とされ、学名は adianta、和名はドヨウオニグモが使われています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
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