ユリノキは北アメリカ東部原産のモクレン科の高木で、日本では明治時代に渡来し、街路樹や公園樹として広く植えられています。チューリップに似た花をつけ、半纏(はんてん)のような形の葉から、ハンテンボクとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
日本では高さ20〜30m、幹の直径50〜100cmほどになります。原産地では普通24〜46m、最大で58mを超える記録があります。
葉
葉は長さ・幅とも6〜18cmで、先端が切り取られたように平らな、独特の形をしています。秋には黄色から黄褐色に色づきます。
花
枝先に直径5〜6cmの碗の形の花が上向きに咲きます。花びらは黄緑色で、根もとにオレンジ色の帯があります。
花の時期
日本では5〜6月に咲きます。
実
翼のある種がたくさん集まった、松かさのような形の実が10〜11月ごろに熟します。

すむ場所

よく見られる場所
  • 街路樹
  • 公園
  • 大学・博物館の庭
分布
原産地は北アメリカ東部です。日本の野生には生えず、植栽されたものを見ることができます。街路樹として全国に11万本以上が植えられ、関東と東北に多いです。
好む環境
深く湿り気があり、水はけのよい土を好みます。日陰には弱い木です。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月 · 実 10〜11月

繁殖と一生

種の広がり方
種には細長い翼があり、風に乗って散ります。

名前と分類

名前について
ユリやチューリップの仲間ではなく、モクレン科の木です。グンバイボクなどの別名もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 学名の種小名はチューリップのような花という意味ですが、渡来した明治時代にはチューリップがまだ一般的でなかったため、属名の「ユリの木」を訳した名前が標準和名になりました。
  • 東京国立博物館の本館前には明治14年に植えられた大木があり、博物館は「ユリノキの博物館」とも呼ばれます。
  • 北海道大学植物園の大木は、初代園長の宮部金吾がアメリカ留学中に持ち帰った種から育ったと伝えられています。
  • 「ゆりの木の花」は初夏のです。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ユリノキ(Liriodendron tulipifera)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo