ワオキツネザルは、マダガスカル島の南部・南西部だけにすむキツネザルで、白と黒の輪が交互に並ぶ長い尾が名前(輪尾)の由来です。群れではメスが中心になります。日本では野生では見られませんが、動物園でよく飼われています。

姿・形

姿
体長39〜46cm、尾は56〜63cmと体より長く、体重は2.2〜2.7kgほどです。背中は灰色から赤みのある茶色で、胸やのどは白っぽい色です。尾の先は必ず黒です。

間違えやすい生き物

アライグマProcyon lotor

アライグマは目の周りに黒い仮面のような模様があり、尾は体に比べて短くふさふさしています(ふつう約25cm)。体重もふつう5〜12kgと重いです。

間違えやすい理由尾に明るい色と暗い色の輪があるためです。

カコミスルBassariscus astutus

カコミスルはイエネコより小さく体は茶色で、大きな目のまわりが暗く、主に夜に活動する北アメリカの動物です。

間違えやすい理由白黒の輪模様のある長い尾をもつためです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 川沿いの森
  • 乾いた落葉樹林
  • とげのある低木林
分布
マダガスカル南部と南西部の固有種です。

暮らし

食べ物
果実・葉・花・樹皮などを食べ、虫や小さな動物も食べます。タマリンドの実や葉が食べ物の半分を占めることもあります。
群れの暮らし
6〜25頭ほどの群れで暮らし、メスがオスより優位です。朝には群れで太陽に向かって座り、日光浴をします。
感覚
オス同士は手首のにおい腺に尾をこすりつけて振り合う「におい合戦」で争います。

繁殖と一生

繁殖期
マダガスカルでは4〜5月に交尾し、8〜9月に出産します。
妊娠期間
約135日
一度に産む子の数
ふつう1頭
寿命
野生のメスで16年を超えることはまれで、飼育下では27年の記録があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
EN絶滅危惧野生での絶滅の危険がとても高いです
現状
森の減少と、食用やペット目的の捕獲で数が減っています。の附属書Iに掲載され、国際取引が禁じられています。

文化と話題

文化と話題
  • 英名などに使われる「レムール」はラテン語の亡霊を意味する言葉に、種小名 catta はネコに似た姿に由来します。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ワオキツネザル(Lemur catta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo