キアシドクガは、初夏にミズキの周りを白い翅で群れ飛ぶため、シロチョウと見間違えられることが多いガです。和名は成虫の黄色い脚に由来します。ドクガ科ですが、ドクガのようなはありません。

姿・形

姿
翅は斑紋のない白色で、半透明です。は50〜57mmほどで、雄は翅脈と前翅の前縁が黒ずみます。脚は黄色です。

間違えやすい生き物

シロチョウの仲間Pieridae

キアシドクガの翅は斑紋がなく半透明で、脚が黄色です。止まるときはガらしく翅を屋根のように伏せます。

間違えやすい理由昼間に白い翅で群れ飛ぶため、チョウと間違えられやすいです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林
  • 林縁
分布
北海道・本州・四国・九州に分布し、国外では朝鮮半島、中国、シベリアにいます。1990年代から九州北部でも発生するようになり、九州南部へ広がることが心配されています。
好む環境
幼虫の食樹であるミズキやクマノミズキが生える場所に見られます。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜7月

暮らし

活動
成虫は暖かい地方では5〜6月、涼しい地方では7月に現れます。昼間に食樹の周りを群れて飛び、口が退化しているため数日しか生きません。灯火にも飛来します。
冬越し
樹皮に一層に並べて産みつけられた卵で冬を越します。年1回の発生です。

繁殖と一生

幼虫
老熟幼虫は35〜40mmで、黒い体の背中に黄色い点が並びます。中齢になると葉をつづって巣を作ります。調べられた日本のドクガ科の中では、この種にしか見られない習性とされています。
幼虫の食草
ミズキ、クマノミズキの葉を食べます。

注意すること

注意すること
ドクガ科ですが、ドクガの仲間のような毒針毛はなく、幼虫のどの段階でも無毒とされています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
ときどき大発生してミズキを丸裸にします。1年の食害で木が枯れることは少ないものの、何年も続くと弱って枯れることがあります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

キアシドクガ(Ivela auripes)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo