ヨウシュチョウセンアサガオは草全体に強い毒をもつナス科の一年草です。明治のはじめごろ日本に入り、いまは道ばたや荒れ地、畑などで野生化しています。チョウセンアサガオの仲間は根をゴボウ、つぼみをオクラなどと取り違える誤食が起きていて、注意が必要です。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ60cm〜1.5mほどの一年草で、茎は赤紫色を帯び、よく枝分かれします。全体に毛はほとんどありません。
- 花
- 長さ6〜9cmのろうと状の花で、色は白から淡い紫色です。夕方に開き、翌日にはしぼみます。
- 実
- 卵形ので、大小のとげがたくさんあります。熟すと4つに割れて黒い種子を出します。とげのないトゲナシチョウセンアサガオという変わり型もあります。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 道ばた
- 荒れ地
- 畑
- 放棄された牧草地
- 分布
- アメリカ大陸原産で、世界の熱帯から温帯に広がっています。日本には1870年ごろに入った外来植物で、薬用・観賞用に持ちこまれたものや輸入穀物にまじった種子から広がり、全国で増えています。北海道でも見つかっています。
繁殖と一生
- 種の広がり方
- 1株に50個ほどの実がつき、1つの実に600〜700個の種子が入っています。畑に入ると防ぎにくい雑草になります。
注意すること
- 注意すること
- 根・葉・花・種子など全草にアトロピン、スコポラミン、ヒヨスチアミンなどのを含み、特に種子と根が危険です。食べると口の渇き、瞳孔が開く、動悸、興奮、まひなどが起こります。さわった手で目をこするだけでも瞳孔が開き、まぶしくて見えなくなることがあります。
名前と分類
- 名前について
- 淡紫色の花のものをヨウシュチョウセンアサガオ、白花のものをシロバナチョウセンアサガオ(f. stramonium)と呼び分けることがあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- チョウセンアサガオの仲間では、葉をモロヘイヤ、つぼみをシシトウ、種子をゴマと取り違えて中毒した例もあります。
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