ジンチョウゲは、早春に甘く強い香りを漂わせる常緑の低木で、クチナシ、キンモクセイとともに三大芳香木の一つに数えられます。中国南部の原産で、室町時代にはすでに日本で栽培されていました。日本の株はほとんどが雄株のため、実はめったに見られません。

姿・形

姿
高さ1〜2mほどの常緑低木で、枝がよく分かれて丸くまとまります。
葉
葉は細長い楕円形で、濃い緑色でつやがあります。
花
枝先に小さな花が手まりのように集まって咲きます。花びらに見えるのは4つに裂けたで、外側は淡い紅色、内側は白色です。
花の時期
2〜4月
実
です。雌株は日本ではまれで、実がなると赤く丸く熟しますが、有毒です。

間違えやすい生き物

コショウノキDaphne kiusiana

コショウノキは花が内外とも白く、葉は先の方が幅広くて先がとがります。ジンチョウゲは花の外側が紅色です。コショウノキは6〜7月に赤い実が熟します。

間違えやすい理由同じ属で、早春に香りのよい筒形の花が集まって咲くためです。コショウノキは関東以西の林の中に自生します。

すむ場所

よく見られる場所
  • 庭
分布
中国南部原産で、日本では野生ではなく、庭木として広く植えられています。
花の時期

2〜4月に咲きます

花 2〜4月

育て方

増やし方
種がほとんどとれないため、挿し木でふやします。
毒性
全体に有毒成分を含み、特に実と樹皮の毒が強いとされます。口にすると重い症状を招くおそれがあり、汁で皮膚がかぶれることもあります。

名前と分類

品種といろいろな姿
花が白いシロバナジンチョウゲや、葉の縁に斑が入るフクリンジンチョウゲなどがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 「沈丁花」の名は、香木の沈香(じんこう)と丁子(ちょうじ)をあわせたような香りから付いたとされます。
  • 早春に咲く花として、俳句では春のになっています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ジンチョウゲ(Daphne odora)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo