クロハナムグリは、体長1.3〜1.5cmほどの小さなハナムグリです。背中はつやのない黒色で、上ばねの中ほどに大きな黄白色の紋があります。初夏に白や黄色の花によく集まり、花粉や蜜を食べます。

姿・形

姿
体は黒く、腹側はつやがありますが、背中はつやのないビロードのような黒です。のふちに黄白色の点があり、上ばねの中央に大きな帯のような黄白色の紋があります。

間違えやすい生き物

コアオハナムグリGametis jucunda

コアオハナムグリは多くが緑色の背中に白い小さな点が散らばります。クロハナムグリはつやのない黒い背中に大きな黄白色の紋があります。

間違えやすい理由大きさが近く、同じ時期に同じ花に来ます。コアオハナムグリには赤銅色や黒っぽい個体もいます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 花の多い草地
  • 林縁
分布
北海道・本州・四国・九州と、五島列島・屋久島・石垣島・西表島などの島々に分布します。国外では台湾・朝鮮半島・中国・ロシア南東部・モンゴル・インドシナ半島にいます。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜8月

暮らし

食べ物
成虫は花の蜜と花粉を食べ、蜜が花の奥に隠れている花では花粉だけを食べます。樹液に来ることもありますが、まれです。
活動
成虫は5〜8月に見られ、主に白や黄色の花に集まります。
冬越し
成虫で冬を越します。年1回発生し、二度目の冬を越して再び繁殖する個体もいます。

繁殖と一生

繁殖期
5月から7月上旬に産卵します。
幼虫
幼虫は腐植土の中で育ち、日当たりのよい倒木の下のような乾いた場所を好みます。育ちきると自分の糞で固めた楕円形の部屋を作って蛹になります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • ミカンやバラの軽い害虫とされることがあります。成虫が花に来て果実の表面に傷をつけたり、花びらを傷めたりしますが、近い仲間のコアオハナムグリほど多くはありません。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

クロハナムグリ(Glycyphana fulvistemma)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo