Cleome spinosaは、カリブ海の島々と中南米の熱帯に自生する、白い花を咲かせるフウチョウソウの仲間です。日本で「クレオメ」「セイヨウフウチョウソウ」として育てられているピンクや紫の花は、ふつう近縁のクレオメ(Cleome houtteana)で、この種は日本には自生しません。花は夕方に開き、ブラジルではコウモリが花粉を運ぶことが報告されています。
姿・形
- 育つ姿
- 茎の下のほうが木のように硬くなる草、または低木で、2.8mほどになることもあります。
- 花
- 花びらは白から淡いピンク・薄紫で、紫色の長い雄しべが大きく突き出します。若いつぼみとさやには、ねばねばしたが少しあります。
- 花の時期
- 原産地の熱帯アメリカでは4〜11月に花と実が見られます。花は夕方に開きます。
- 実
- 細長いさやが、横に伸びた枝から垂れ下がります。
間違えやすい生き物
クレオメCleome houtteana
庭のクレオメは花びらがふつうピンクか紫(まれに白)で、つぼみは淡い色ですが、開くと濃いピンクに変わります。この種は花びらが白か緑がかった白で、がく・子房・さやにねばねばした腺毛があります(庭のクレオメはこの部分がなめらかです)。
間違えやすい理由姿が似ているうえ、長いあいだ同じ学名で呼ばれてきました。
すむ場所
- よく見られる場所
- 川沿いの谷
- 海辺の空き地
- 道ばた
- 荒れた畑
- 分布
- カリブ海の島々(プエルトリコ、ジャマイカ、キューバなど)と中南米の熱帯がもともとの分布域です。熱帯アフリカやインド、ベトナムなどにも持ち込まれています。
- 好む環境
- 道ばたや畑のまわりのような人の手が入った土地、石の多い場所、乾いた川原、乾燥した林の縁に生えます。
名前と分類
- 名前について
- Tarenaya spinosaという学名でも呼ばれます。園芸や古い植物誌では、庭のクレオメに長くCleome spinosaの名が誤って使われてきたため、日本でこの学名で紹介される植物の多くは庭のクレオメのことです。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
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