マツバボタンは、夏の花壇で地面をはうように広がり、色鮮やかな花を咲かせる一年草です。肉厚な葉と茎に水をたくわえて乾燥に強く、花は夜や曇りの日に閉じることがあります。

姿・形

育つ姿
細い茎が多く枝分かれし、地面をはうように広がります。高さはふつう30cm以下です。
葉
葉は長さ1~3cmほどの肉厚な円柱形で、葉の付け根には白い毛があります。
花
赤・橙・黄・白・桃・紫などの花が茎の先に咲きます。一重咲きとがあり、園芸品種では模様の入る花もあります。
花の時期
日本では夏に花が咲きます。
実
熟した果実はふたが外れるように開き、細かな種子を出します。

間違えやすい生き物

スベリヒユPortulaca oleracea

スベリヒユは葉が平たく、花は小さな黄色です。マツバボタンは円柱形の肉厚な葉をもち、ずっと大きく多彩な花を咲かせます。

間違えやすい理由同じ属で、地面をはう赤みのある茎と肉厚な葉が似ています。

シバザクラPhlox subulata

シバザクラは硬く針状の葉が密につき、小さな五裂の花が株一面に咲きます。マツバボタンの葉はやわらかく肉厚で、花も大きいです。

間違えやすい理由どちらも低く広がり、桃色や白などの花で地面を覆います。

すむ場所

よく見られる場所
  • 日当たりのよい花壇
  • ロックガーデン
  • 鉢・ハンギング
分布
南アメリカ原産で、日本には江戸時代末期に渡来し、夏の園芸植物として広く栽培されています。
好む環境
日当たりと水はけのよい場所を好み、乾燥には強いです。蒸れや水がたまる場所には向きません。

育て方

増やし方
種子でふやせるほか、品種によっては挿し芽でもふやせます。

名前と分類

品種といろいろな姿
一重咲き・八重咲きや、さまざまな花色の園芸品種があります。葉が平たい園芸株は、ほかのスベリヒユ属やの場合があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 和名は、肉厚な葉を松葉に、華やかな花を牡丹に見立てた名前です。
  • 日本では古くから寄せ植えにも使われています。
マツバボタン(Portulaca grandiflora)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo