アラムシロは内湾の干潟にすむ殻高15mmほどの小さな巻貝で、粗いむしろ目のような殻の模様が特徴です。和名は「荒筵(粗筵)」と書きます。死んだアサリなどのにおいに敏感で、腐肉があるとたくさん集まってきます。
姿・形
- 姿
- 殻高は約15mm以下です。粗い縦の肋と螺旋状の肋が交差してむしろ目のような模様になり、溝には黒褐色の線が入ります。色は黄色みのある灰白色から黒っぽい灰色までさまざまです。殻口の外唇の内側にはひだが並びます。
間違えやすい生き物
クロスジムシロNassarius fraterculus
クロスジムシロは殻高11mmほどとやや小さく、縦の肋が強く、暗い色の帯が入ります。干潟だけでなく磯の岩や小石の底にもすみます。
間違えやすい理由同じムシロガイの仲間で、大きさや形が似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 干潟
- 内湾の砂底
- 分布
- 日本では北海道南部以南に分布し、海外では南シナ海まで見られます。
- 好む環境
- 内湾のにある砂や砂泥の干潟にすみます。
暮らし
- 食べ物
- アサリなどの死肉を食べる腐肉食の貝です。ヤドカリより遠くから腐肉に気づき、を伸ばして急いで集まってきます。
繁殖と一生
- 増え方
- 1つの卵のうに50個ほどの卵を産みます。発生には水温15〜20℃ほどが適しています。餌が少ないと、卵のうの中の幼生どうしで共食いすることがあります。
注意すること
- 注意すること
- ムシロガイの仲間には毒を持つものがあるため、むやみに食べないよう注意が呼びかけられています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 江戸時代後期の貝類図譜『目八譜』に「荒筵」の名で紹介されています。
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