オジギソウは、葉に触れると小さな葉が次々に閉じて、おじぎをするように垂れ下がる植物です。熱帯アメリカ原産で、江戸時代の天保年間にオランダ船で日本に持ち込まれました。ネムリグサとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
本来は多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草として育てられることが多いです。茎には下向きのとげがたくさんあります。
葉
細かい葉が鳥の羽のように並ぶです。触れたり、風や熱を受けたりすると数秒で閉じ、30分ほどで再び開きます。夜も葉を閉じます。
花
淡いピンク色の小さな花が集まって、直径1cmほどのボールのような形になります。
花の時期
7〜10月(5月ごろに種をまいた場合)
実
ふちにとげ状の毛がある平たいさやが集まってつき、節ごとに切れて種が出ます。

間違えやすい生き物

ネムノキAlbizia julibrissin

ネムノキは高さ数メートル以上になる木で、花は長いピンク色の雄しべが糸のように広がります。オジギソウはひざ丈ほどの草です。

間違えやすい理由葉の形が似ていて、夜に葉を閉じる性質も同じです。

ミモザ(アカシア類)Acacia

日本で「ミモザ」と呼ばれる黄色い花はアカシアの仲間の木です。オジギソウの花は淡いピンク色の草です。

間違えやすい理由「ミモザ」は本来オジギソウの仲間の名前ですが、日本では主にアカシア類の花を指します。

すむ場所

よく見られる場所
  • 鉢植え
  • 花壇
  • 道ばた(沖縄)
分布
中央・南アメリカとカリブ海地域が原産で、今では世界中の熱帯に広がっています。日本では主に栽培されますが、沖縄では野外にしています。
好む環境
日当たりと水はけのよい場所を好み、日陰と寒さに弱いです。
花の時期

7〜10月に咲きます

花 7〜10月

繁殖と一生

種の広がり方
とげのあるさやのかけらが衣服や動物の毛にくっついて運ばれます。

育て方

育て方
種から育てます。発芽の適温は25〜30℃で、1週間ほどで芽が出ます。とげが多いので扱いに注意が必要です。
毒性
ミモシンという毒性のある成分を含みます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 江戸時代には高価な植物として大切にされました。
  • 埼玉大学と基礎生物学研究所の研究で、動かないようにしたオジギソウは普通の株より約2倍虫に食べられることがわかり、おじぎの動きが虫よけに役立つことが示されました。
  • 種小名の pudica はラテン語で「内気な」という意味で、漢字では「含羞草」とも書きます。

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写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

オジギソウ(Mimosa pudica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo