ハナグモは、ハルジオンやセイタカアワダチソウの花の上で長い前脚を広げて獲物を待ち伏せするです。全国で普通に見られ、黄緑色の雌は花や葉に溶け込みます。害虫を食べるため益虫とされます。

姿・形

姿
雌は体長5〜7mmで体は黄緑色、腹部は白・黄・黄緑などさまざまで、褐色の斑紋が出ることが多いです。斑紋がまったくない個体もいます。雄は2.5〜4mmと小さく、背甲は黄褐色で黒褐色の帯があり、腹部は緑色で黒褐色の斑紋があります。

間違えやすい生き物

コハナグモDiaea subdola

コハナグモは腹部の背面に、対になった小さな丸い黒い点があるのが目安です。確実な識別には生殖器の確認が必要です。

間違えやすい理由大きさや色が似ていて、同じように花や葉の上にいます。

ワカバグモOxytate striatipes

ワカバグモは体長12〜13mmと大きく、全身が淡い緑色で、腹部が縦に長いです。主に木の枝や葉の上にいます。

間違えやすい理由どちらも緑色のカニグモです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 里山
  • 畑
  • 市街地の公園
分布
北海道から琉球列島まで広く分布し、国外ではに見られます。
好む環境
平地から低山帯の、花や草の多い明るい場所に多いです。
時期

日本の場合

繁殖 4〜9月

暮らし

食べ物
ハエやアブの仲間、チョウやガの仲間などの昆虫とその幼虫を食べます。アブラムシの群れの近くで狩りをすることもあります。
活動
網を張らず、葉や花の上で長い第1・第2脚を広げて待ち、近づいた獲物を脚で抱え込んで捕らえます。

繁殖と一生

繁殖期
4〜9月。暖かい地域では年に2回繁殖します。
増え方
交接のとき、雄は雌の体に糸をかけて動けなくします。雌は1〜3回産卵し、葉を曲げて作った産室にを置いて守ります。
卵の数
1つの卵のうに100個前後

名前と分類

名前について
以前は Misumena tricuspidata などの学名で呼ばれていました。日本に分布するこの属のクモは本種だけです。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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ハナグモ(Ebrechtella tricuspidata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo