セスジツユムシは、頭から背中にかけて筋模様が走るツユムシの仲間です。7〜8月ごろから、平地や低い山の林縁、クズなどのつる草の茂みで見られ、オスは夜にだんだん速まっていく声で鳴きます。オスとメスで筋の色がちがいます。

姿・形

姿
翅の先までの長さは3~4cmほどです。体は緑色か淡褐色~褐色です。オスは頭と前胸に褐色のふちどりのある橙色の筋、メスは頭から翅の先まで乳白色の筋があります。複眼は黄色で上部に黒い帯があり、怒ったような顔つきに見えます。
声
オスは夜、短い声をゆっくり始めてだんだん速め、最後に特徴的な声を数回くり返して終えます。2~3回鳴くと10~15mほど飛んで場所を変え、また鳴きます。メスもオスに応えて小さく鳴きます。

間違えやすい生き物

ツユムシPhaneroptera falcata

セスジツユムシは背中に筋模様があり、体つきががっしりして脚が太く短めです。前翅も厚く、後翅の先の飛び出しが目立ちません。

間違えやすい理由どちらも緑色で細長いツユムシの仲間で、同じような草むらにいます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林縁
  • 草地
  • つる草の茂み
  • 生け垣
分布
日本では本州(東北地方南部以南)、四国、九州、対馬、南西諸島に分布します。国外では中国から東南アジア、インド、オーストラリア方面まで広く知られています。
好む環境
平地から低山の林縁とまわりの草地に多く、カナムグラ、カラスウリ、ヘクソカズラ、クズなどのつる植物の茂みを好みます。人家近くの生け垣にもいます。

暮らし

食べ物
ツユムシより食べる植物の幅が広く、硬い葉や熟しかけた果実も食べます。クレオメやオシロイバナなどの花もよく食べます。
活動
ほぼ夜行性です。昼間は葉の上で触角と前脚を前へそろえて休みます。飛び方はゆっくり重たげで、オスやのメスは灯りに集まります。

繁殖と一生

繁殖期
成虫は7~8月ごろから現れます。
増え方
メスは食草の茎をかじって産卵管を差しこみ、茎の中に卵を産みます。
幼虫
卵は5~6月にかえり、6回の脱皮をへて成虫になります。若い幼虫は褐色です。

名前と分類

名前について
アジアからオーストラリアにかけてセスジツユムシとされてきたものには、姿がよく似ていて、おもに鳴き声のちがいで見分けられる別種がいくつも含まれている可能性が、近年の研究で指摘されています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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セスジツユムシ(Ducetia japonica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo