ナガイモは、すりおろして「とろろ」にする、あの芋のつる植物です。生で食べられるのは、でんぷんを分解する酵素(アミラーゼ)を多く含むからです。山芋と呼ばれることもありますが、植物としての「ヤマノイモ(自然薯)」とは別の種です。
姿・形
- 育つ姿
- ほかの物に巻きついて伸びるつる性の多年草です。地下の芋は細長いものから丸いものまで形がさまざまです。
- 葉
- 葉の付け根に「」ができます。野生化したものには茎や葉柄が紫色を帯びる株があります。
- 花
- 雌株と雄株があり、葉の付け根から白く小さな花が穂のようにつきます。花にはシナモンのような香りがあります。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 人里
- 分布
- 東アジア原産で、日本には17世紀以前に中国から伝わったとされますが、日本で生まれた可能性を指摘する説もあります。畑で栽培されるほか、湿った荒れ地などに野生化したものも見られます。主な産地は北海道と青森県で、2021年の収穫量ではこの2道県で全国の約8割を占めます。
育て方
- 増やし方
- 春に種芋を植え、11月以降に掘り上げます。同じ畑で続けて作ると育ちが悪くなるため、2〜4年あけて植えます。むかごからも新しい株が育ちます。
- 毒性
- 皮にシュウ酸カルシウムの結晶があり、皮をむくと手がかゆくなることがあります。
名前と分類
- 品種といろいろな姿
- 芋の形によって、細長い「長芋群」、扇形の「銀杏芋群」(関東では大和芋とも呼びます)、丸い「つくね芋群」の3つに分けられます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 乾かした根茎は生薬「山薬(さんやく)」として漢方に使われます。
- むかごも塩ゆでや炊き込みご飯にして食べます。
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