ハシブトガラスは、日本の街や公園でよく見られるカラスです。太いくちばしと盛り上がった額が、よく似たハシボソガラス(Corvus corone)との見分けどころです。一年を通して各地で見られます。

姿・形

姿
全長約57cmで、全身が黒く、翼には紫色の光沢があります。ハシボソガラスよりくちばしが太く、大きく曲がっています。
声
「カァー、カァー」と澄んだ声で鳴きます。ハシボソガラスは濁った「ガァー」という声です。

間違えやすい生き物

ハシボソガラスCorvus corone

ハシブトガラスはくちばしが太く、額が盛り上がっています。ハシボソガラスはくちばしが細めで、額からくちばしへの線がなだらかです。

間違えやすい理由どちらも全身が黒いカラスです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 森林
  • 市街地
  • 公園
  • 海岸
分布
東アジアから南アジア、東南アジアに広く分布します。日本各地で見られます。
いる時期
日本ではです。
好む環境
ハシボソガラスが農耕地を好むのに対し、ハシブトガラスは都市部に多く見られます。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察3,269件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
木の実、昆虫、鳥の卵、小動物、生ごみなど何でも食べます。近縁のカラスより肉食の傾向が強いとされます。
群れの暮らし
地面ではぴょんぴょんと跳ねて歩きます。繁殖期には巣に近づく人を威嚇することがあります。

繁殖と一生

巣
高い木の上などに枝で巣を作り、針金ハンガーを使うこともあります。
卵の数
卵は4個前後です。
抱卵
卵を温める期間は約3週間です。
巣立ち
ひなはふ化してから約1か月で巣立ちます。

名前と分類

名前について
日本には4つのがいます。樺太から九州までの亜種ハシブトガラス(japonensis)、対馬などにいるやや小型のチョウセンハシブトガラス(mandshuricus)、奄美群島より南の南西諸島にいるリュウキュウハシブトガラス(connectens)、八重山列島だけにいる小型のオサハシブトガラス(osai)です。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • ごみを荒らされないよう、収集場所にネットをかけるなどの対策が行われています。
ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo