シナサルナシ(オニマタタビ)は、キウイフルーツのもとになった中国原産のつる植物です。ニュージーランドで果樹として改良され、1959年に同国の国鳥キーウィにちなんでキウイフルーツと名づけられました。日本には自生せず、果樹園で栽培されています。
姿・形
- 育つ姿
- 落葉性のつる性木本で、つるは褐色の粗い毛に覆われ、太くなると樹皮が縦に割れます。
- 葉
- 葉は長さ6〜17cmの広い卵形から円形、心形で、ふちに細かいぎざぎざがあります。
- 花
- 日本での花期は5〜6月です。白色からクリーム色の花で、雌株と雄株が分かれたです。
- 実
- 長さ4〜8cmの卵形の実で、秋に実ります。果皮の毛の多さや果肉の色(緑・黄・赤)は品種によって違います。国産品は11月から4月ごろに出回ります。
間違えやすい生き物
サルナシActinidia arguta
サルナシの実は直径2〜3cmと小さく、毛がなくなめらかです。キウイフルーツの実は長さ4〜8cmと大きく、毛の多いものが一般的です。
間違えやすい理由同じマタタビ属で、実の味や果肉の色がキウイフルーツによく似ているためです。「ベビーキウイ」とも呼ばれます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 果樹園
- 庭
- 分布
- 中国の中部・南部と台湾が原産です。日本では野生では見られず、果樹として栽培されています。2015年の収穫量では愛媛県、福岡県、和歌山県が上位です。
- 好む環境
- 原産地では山の斜面や谷のやぶ、ナラ類の林、林のふちに生えます。
- 花の時期
5〜6月に咲きます
花 5〜6月
育て方
- 育て方
- 実をつけるには雌株と雄株の両方が必要です。1970年代に、温州ミカンの生産過剰を受けた転作作物として愛媛県などで広まりました。
- 毒性
- 食物アレルギーの原因になることがあり、加工食品では表示が推奨されています。
名前と分類
- 名前について
- この種には3つのがあります。緑色の果肉で毛の多いキウイフルーツ(var. deliciosa)、毛が少なくゴールド・レッド系の元になったシナサルナシ(var. chinensis)、台湾に固有の var. setosa です。緑色系を別種 Actinidia deliciosa とする分類もあります。標準和名はオニマタタビで、シナサルナシはその別名とされます。
文化と話題
- 文化と話題
- マタタビと同じ仲間で、猫を興奮させるマタタビラクトンをわずかに含むため、木のまわりに猫が集まることがあります。
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